こちらではそれぞれの木材の違いについて少し詳しく説明いたします。
【MDF(medium density fiberboard)】
木材のチップに合成樹脂などの接着剤を練り込んで板状に形成したもの。木目が出ない。
木材の様に軽量で高い加工性を持ちつつ、木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少ない。
しかし一般的な製品では水や湿気に弱く、表面処理を行わないとカビやすい性質を持つ。
【集成材】
小さな無垢材を複数接着して広面積の木材を作る。無垢材よりゆがみにくい。
集成材の強度は建築基準法で決まっているため、品質や強度が安定している
一方、強度の高さから肌触りが硬く冷たくなるというデメリットもあります。
【無垢材】
一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したつなぎ目のない材木。
天然の木本来の風合の魅力を持ち、湿気の多い日は水分を吸収し、
乾燥している日は水分を放出するなど、室内の湿度を調整する働きもある。
ただし、天然もののためひびや割れが入りやすいのも特徴。
【合板(ベニア板)】
薄い木材を繊維方向が90度交差するように貼り合わせた木材
製品サイズが豊富で含水率の変化に伴う伸び縮みが少ない、樹脂などの処理が容易にできる素材。
合板フローリングにはどこか人工的な感じがありましたが、技術の進歩によって
最近では無垢材とほとんど変わらない製品も増えてきました。
【突板】
突板(あるいはベニヤ)とは、天然木を薄くスライスしたものである。
合板やMDFの表面に突板を貼ると本物の木の風合いが楽しめる。
軽量で扱いやすいが傷つきやすいといったデメリットがある。